伊予灘ものがたりに初乗車
両親が予約してくれていた「伊予灘ものがたり」という観光列車に両親と私、息子と娘の5人で乗ってきました。予想していたより随分と楽しい列車旅となりました!
出発前は・・
正直なところ、2年前から運行していた観光列車の存在も知らず、この時期の予約を取るのも大変だと言っていた両親の熱に比べ、私はさほど乗り気ではありませんでした。
景色を楽しみながらゆっくり走ると聞いていたので、子どもたちは退屈するだろうなあ・・と思っていたからです。
とはいえ、子どもたちにとっては初の列車旅。娘も息子も楽しみにしていました。私は前日になって、ようやくリサーチするべく「伊予灘ものがたり」のウェブサイトを開きました。
四国初の本格的な観光列車であり2014年7月26日より運行が開始されている。コンセプトはレトロモダンで、伊予灘をはじめとした美しい景観、アテンダントや地元住民によるおもてなし、地元食材を使用した供食サービスなどが楽しめるようになっている。
これらの特色で利用客から高い評価を得ており、日本経済新聞調べ(2015年8月)のおすすめの観光列車ベスト10で第1位となっている。乗車率は平均9割程度で全国の観光列車の中でも高い。
(ウィキペディアより)
特徴としては、
・おいしい食事
・伊予灘の景色
・おもてなし
この3つのようです。
リサーチ不足
おいしい食事を写真付きでご紹介したいところですが、今回は食事予約なし!でした。ちょっと高めの料理だったこともあり、旅の計画を立てた父は「駅弁で十分だ、持ち込もう」という判断を下していました。
列車旅の計画を父にすべてまかせていた私は、「まあ、いいんじゃない」と関心を示していなかったことに後悔しました。高校時代に汽車通学(電車ではありません)をしていた私としては、伊予灘沿い区間とはいえ松山-大洲間の汽車の旅と聞いても心躍るほどの魅力を感じていませんでした。
前日にウェブサイトを見るまでは・・。
ウェブサイトを見て旅の魅力の50%は食事にあることを悟ったのですが、時すでに遅し。それでも、娘のリクエストはサンドウィッチだったので仕方ないと言い聞かせ当日を迎えました。
出発当日
初めてのJR松山駅に興奮する娘と息子。観光列車は大洲発-松山着の「双海編」ですので、まずは特急列車で大洲駅へ向かいます。行きは30分ほどで着き、すぐに乗り換え、帰りは2時間のゆったり旅。
10時15分 松山発 → 大洲行
新幹線が走っていない愛媛では最速の「特急」に乗り、興奮気味の娘と息子。あっという間に大洲へ到着。
いざ、伊予灘ものがたりへ乗車
反対側のホームではすでに「伊予灘ものがたり」がお出迎え。甲冑を着た大洲城の支配人と記念撮影をし、乗り込みました。
10時51分 大洲発 → 松山行
私たち家族は海側のカウンター席に座りました。
ゆったりとしたスピードで走りはじめました。肱川を眺めながら、さっそく食事のアナウンスが流れます。豪華なお重が運ばれるのを尻目に、持参したサンドウィッチや駅弁を開きます。まあ、大丈夫です。こんなにキレイな景色なら、なにを食べても美味しいものです。
おもてなし
海回りは私も初めてで、きれいな景色も素晴らしかったのですが、地域の方々が皆手を振ってくれるのも心温まる思い出になりました。停車はしない五郎駅にはホームでタヌキ駅長や数名のオジサンが手を振ってくれました。
また、長浜付近ではグラウンドで練習している少年野球チームの少年や父兄の方も全員で手を振ってくれました。(私も手を振ってるので写真は撮れていません)とにかく列車を見かけた人は皆手を振ってくれていました。
途中下車
双海編では長浜駅、上灘駅、下灘駅の3駅で途中下車(休憩)できます。列車をおりて体を動かせるので、子どもたちにとってはいい休憩になります。
それぞれの駅には特産品の販売や犬の駅長さんがお出迎え。息子は駅長をだっこしてしばらく散歩させてもらえました。
スイーツがあれば満足
車内では食事以外にも、飲み物、オリジナルカクテル、スイーツなどを楽しめます。私はケーキ&コーヒーを、息子はみかんジュースに坊ちゃんだんご。
景色とおもてなし、途中下車で海も眺めることができ充実の2時間でした。子どもたちが飽きてしまうのではという心配は無用でした。最後に家族で記念撮影。
13:12 松山駅着
まとめ
観光列車とはいえ、地元の私も十分に楽しめた旅でした。季節や時間帯によっても伊予灘の風景は変わりますので、次は紅葉のころに食事付きで行きたいです。
最後に、娘の感想を聞いてレポートのまとめとします。
私:「なにが一番楽しかった?」
娘:「はじめの早い電車。(特急列車)」
私:「・・・・。」
めでたし めでたし。

谷口 一也

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