【読書】「ラブという薬」を読んで

ラブという薬

前回の記事(カウンセリングを受けることにした。)でカウンセリングに通い始めたことを書きました。

行動の後押しとなった一冊の本があります。

『ラブという薬』

一言で表すと、もっと気軽に精神科を利用してもいいんだよ。という内容。

いとうせいこう・星野概念(精神科医)による対談形式の書籍。実際に医師・患者としてカウンセリングを行っている関係であり、日頃の診療風景をそのまま公開している。いとうせいこうが参加するバンドのサポートメンバーとして星野氏も関わっていることがきっかけとなり、医師と患者というもう一つの関係に発展した。

インスタント

いとうせいこう氏はこう述べています。

“医師と話しあう部屋の中の時空間は、患者としてはその場限りであっていい。
患者側からすればこれは「インスタント」である。”

私もカウンセリングがインスタントな存在になることを願っています。もっと気軽にもっと簡単に利用できる場であっていいと、利用してみてそう思いました。

海外の映画では、登場人物がカウンセリングを受けていたり、グループでセッションする場面をよく見かけます。その度に、日本でもこんな風に気軽に当たり前のようにカウンセリングが受けれられる状況だったらいいのになと思っていました。

傾聴って愛だよな

本書で最も印象に残っているのは、いとうせいこう氏の「傾聴って愛だよな」という一節。

愛してるよ、と自分が言うよりも、まずその人の話すことをとにかく聞く。

逆に愛されるっていうのは、相手に自分の話を聞いてもらうこと。

子どもと親の関係もそうですよね。子どもの話に耳を傾ける親の姿は愛そのもので
す。親としては、話をちゃんと聞けたかどうかで「愛」のバロメーターを無意識のうちに測っているように思います。

私は時に息子の話を遮って注意することがあります。そんなことが多くなるとお互いストレスになって衝突します。そして、自己嫌悪に陥ったりします。

簡単ではありませんが、「傾聴って愛だよな」と呪文のように唱えようと思います。

カフェで話題になる精神科

この本の出版について、星野概念氏は「いとうせいこう」が精神科を受診してカウセリングを2年もの間受けているという事実だけでも救われる人がいる、と言っています。

私のような一個人がカウンセリングに通っていることをブログに書いたところで影響力はありませんが、恥ずかしいことでもないし、子供にも話せることです。

カフェで見かけるママさんたちの井戸端会議で、どこの歯科が良かったとか、耳鼻科が良かったなんて話をしていることを耳にしますが、精神科のおすすめを話しているところは聞いたことがありません。

精神科のおすすめをカフェで語られるような社会もいいと思います。

The following two tabs change content below.

谷口 一也

はじめまして。谷口一也です。1979年生まれ。愛媛県在住。 マイペースで我が道を行くB型。 育児と鍼灸に精を出す毎日です。 自宅での映画鑑賞やカフェ巡りが趣味。