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韓国の恋愛映画
かつて、韓流ドラマにはまっている奥様方を私は遠くの山々を見るような細い目で眺めていました。こんなわかりやすいストーリーを何十時間もよく見れるなー、って。
しかし、そんな私は今、そう
韓国の恋愛映画にハマっている。とてもハマっている!
気づいてしまったんです。邦画や洋画にはない、韓国映画ならではの魅力がそこにあることを。こんなポイントをおさえて韓国映画を観ると、たぶん2倍は、いや3倍は楽しめる!私が気づいた韓国映画5つの魅力と、オススメ映画も5本を紹介します。
韓国の恋愛映画 5つの魅力
1. 展開がシンプル
まず、物語の展開が比較的シンプルです(ほめてます)。邦画に比べても予測しやすい展開の映画が多い印象です。ただ、邦画や洋画の中には小難しくカッコいい体裁でも何を伝えたいのかわかりにくい映画もありますよね、、。その点、韓国映画は王道のストーリーを堂々と歩む力強さがあります。
2. とにかく酒を飲む
韓国の映画では、とにかくお酒を飲むシーンが多いです。大衆居酒屋などで緑の瓶のお酒をショットグラスでキュッと飲む、酔ってトラブルを起こす。このパターンが実に多いのです。
私はお酒を飲まないのですが、劇中の俳優さんの飲みっぷりは実に気持ちいいですね。調べてみると、韓国の焼酎で「チャミスル」というお酒です。アルコール度は20度くらいで日本酒やワインより強いですが、あっさりして飲みやすいそうです。
3. 必ず面白い友人が登場する
韓国の恋愛映画には必ずと言っていいほど、友達に面白いヤツが登場します。ふざけてたり、調子にのって失敗したりもしますが後半でグッとくる一言や態度を示して観衆の涙を誘います。
私の一番のお気に入りは『建築学概論』の主人公の親友役(チョ・ジョンソク)です。
主人公に「恋愛とは」を指南するわけですが、もうすべてがダサいんです。アドバイスも格好も、なにもかもダサい。これは観ていただく他に説明のしようがありません。久しぶりに泣くほど笑いました。
邦画ではありえないほどのベタな配役です(ほめてます)。これを韓国映画の過剰なサービス精神と呼ぶことにします。
4. リアクションがでかい
ベタな配役と言いましたが、脇役のリアクションが大きく、わかりやすいのも韓国映画の特徴です(ほめてます)。感情を言葉ではなく表情や動きで表現するあたりが日本映画との違いなのかもしれません。
5. 俳優のガタイがいい
私のような中年のオジサンが言うのもあれですが、韓国の俳優さんは骨格がしっかりしている人が多いですよね。(マッチョ画像は割愛)ここが密かに韓国の恋愛映画の最大の魅力なのかもしれません。
設定上は少し頼りない主演俳優でも肉体がマッチョだったりするので、そのギャップにうっとりしてしまいます。あとは単純に見ていて様になります。だんだん怪しくなってきましたが、私がぐっときた俳優はカン・ハヌル(『二十歳』『ハッピーログイン』)。もう、このへんで止めておきます。
おすすめ恋愛映画5選
上記の魅力を踏まえて、私がおすすめする5本はこちら!
1.『ビューティー・インサイド』(2016年)
123人1役。目覚める度に姿が変わってしまう男性の恋愛を描いた物語。今までに観たことのない映画であることは間違いないです。外見じゃなくて、中身です。とは簡単に言えなくなります。本当の愛とはなんだろう。韓国映画の雰囲気とは少し違うオシャレな映像と音楽がイイ。韓国の恋愛映画では一番好きです!
2.『ハッピーログイン』(2016年)
観終わったあと、とてもハッピーな顔になること間違いなし。安定のラブコメ映画。この映画めちゃくちゃ好きです!タイトルや予告編ほど、facebookが中心となるストーリーではありませんが、むしろSNSを駆使した恋愛でなくてよかったと思えます。同時進行で複数の恋愛を描く映画は大好物です。
3.『建築学概論』(2012年)
男性目線の初恋映画。ぎこちなかった初恋と大人になった現在の恋愛、どちらを選ぶのか。これ以上は言うまい。
4.『猟奇的な彼女』(2001年)
この映画を抜きに韓国の恋愛映画は語れません。ってことで、10年ぶりに観ました。タイトルの「猟奇的な」の印象が強く、たしか破天荒な彼女のドタバタ映画だったな、と勝手な記憶にすり替わっていましたが、王道のラブストーリーでした。出来過ぎたストーリーも韓国映画の魅力の一つ。「偶然とは努力した人に運命が与えてくれる橋です。」クライマックスの名言。
5.『ただ君だけ』(2011年)
恋と愛の違いを見事に表現している映画です。相手のことを思いやる心や犠牲も愛するからこそ。ソ・ジソブのマッチョすぎる(元ボクサー役なので)肉体も重要なポイントです。もう、終盤は「気づいてー!そこにいるよー!」と叫びたくなるわけです。
ぜひ、あなたの目で確かめてみて下さい!

谷口 一也

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