絵がどうしようなくヘタクソな父親による絵画白熱教室!

良い絵とは、「ああっ」と言うだけで、ものが言えなくなるような絵だ。どうだこうだと言える様な絵、言いたくなる様な絵は大した絵ではない。

横山大観

私は絵を描くことが苦手です。

鍼灸や、身体の説明をするときに簡単なイラストをササッと描ければ、わかりやすく伝えられるのになと思う日々です。

今回は、私のように絵が苦手な親が、子どもに絵を描くことって楽しいと感じてもらうための工夫を考えてみました。

絵を描くことが苦手だと思わないでほしい

絵が得意だったら、さぞ便利だろうと40歳を手前にして痛感しています。

ブログを書くときも、お灸教室のときも、ウェブサイトで説明するときも、いつもぶち当たる「絵が描けない問題」。どうしても必要なイラストは得意な人に依頼しています。

簡単な絵をササっと描ける能力が羨ましいです。

描けないとあきらめるより、ちゅうちょなく絵を描けるほうが人生楽しいし、便利なはず。子どもには、絵を描くことって楽しいと感じてほしいものです。

絵を「ウマイ」と「ヘタ」にわけない

結論から言いますと、

絵を「ウマイ」と「ヘタ」で語らないことです。

これであらゆる問題が解決すると思います。

私には息子と娘がおりまして、下の5歳の娘とはお互いの似顔絵を描いて遊ぶことがあります。

娘は私の顔をためらいのない線で描きます。私の顔を最初の2秒ほど見ると、後はもう顔を見ません(笑)。

その絵には自信と力を感じます。子どもが絵を描く姿ってそういうものですよね。

「私、絵がヘタだから恥ずかしいわ。」そんな顔して5歳の女の子が絵を描いたりしないですよね。描ける絵を精一杯描いているだけです。

これ、娘が描いた私です。

ヒゲはともかく、やたら毛が多いところが気になります。

この絵を自慢げに見せてくる娘に「ウマイ」「ヘタ」で評価するのは申し訳ない気分になりました。そう思うのはこんな理由があります。

「王貞治」事件

私が小学2年生の時の出来事です。小学校の図書室で借りてきた「野球入門」みたいな本に王貞治さんの写真が片面1ページに載ってありました。

私はその写真を見ながら、ノートに王さんを描いてみたところ、自分でも驚くほどそっくりに描けました。自慢げに母親に見せたところ、母も大喜びして「上手だ!」と大いに褒めてくれました。(ちなみに母は高校で美術の先生をしていました)

しかし、その時の「王貞治」はまぐれだという自覚がありました。なので、これからヘタな絵は描けない!と、勝手にプレッシャーを感じてしまいました。

「上手い!」と褒めまくるのも、当人には「もう下手な絵は描けない・・」というプレッシャーになることもあるのです。

反対に「下手だなー」などと、つい言ってしまえば自信を無くしてしまいますし。

画家でもない子どもたちに「上手」「下手」で絵を評価することにメリットはないのではと思うのです。

まとめますと、

・「上手い!」と安易に評価をすると、その対極には「ヘタ」があることを植え付けてしまう
・上手と褒めてもプレッシャーになることがある
・下手だと言えば、自信を奪う
・「上手」「下手」以外の評価方法を見つけるべき

面白い!ですべて解決

そこで、私が考えた解決策は「面白い!」です。

子どもが描いた絵を見て「面白い絵だねー。」「この部分が面白いねー。」と言うのです。

【面白い】という日本語は応用範囲が広く、あらゆる場面に使えます。日本語ってすばらしい!

広辞苑には・・

おもしろ-い【面白い】
1.楽しい。愉快だ。
2.興味をそそる。興味深い。
3.こっけいだ。おかしい。
4.心にかなう。好ましい。望ましい。
5.心をひかれる。趣が深い。風流だ。

マジメな顔して「うむ、面白い」と言ってあげれば上手とは違った意味でほめることもできます。

絵のある部分にフォーカスして「面白い」と言うこともできますし、いわゆる下手な絵でも、「面白い!」と言って笑ってあげることもできます。もしくは「味がある」なんて表現でもいいですよね。

ここ最近の風潮として、絵心の感じられない絵にも寛容というか、ウケる時代になっていると感じます。

俳優の田辺誠一さんは「画伯」としても大活躍されています。

この絵なんて、たまりません。後ろのチャンがいなければ、まさか錦織選手を描いているとは気づきません。チャンだけ見てもわからないけど。

有名でかっこいい俳優さんだから、そのギャップに「たまらん」と言ってしまう部分もあるのですが、一般庶民であっても同じように「味のある絵」として認められる時代になっていると感じます。

だからこそ、「面白い!」と連呼してのびのびと絵を描いてもらうことが大切だと思います。

家族でデッサン!

絵を描く楽しさを伝えるための工夫として、家族みんなで同じものをデッサンするのもおすすめです。

先日、私の母と私、息子、娘の4人で「メルちゃん」を囲んで座りました。紙と鉛筆をもって「はじめ!」の合図で真剣にメルちゃんをデッサンしました。

同じものを一斉に描くだけでも楽しいものです。

これは息子の作品。↓

これは母の作品。↓

これは娘の作品。↓

満を持して、私の作品。





ん? よく見えないですか?

せーの!







キャーーΣ(゚∀゚ノ)ノ

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谷口 一也

はじめまして。谷口一也です。1979年愛媛県伊予市(中山町)で産声を上げました。 マイペースで我が道を行くB型。 育児と鍼灸に精を出す毎日です。 自宅での映画鑑賞やカフェ巡りが趣味。