サンタクロース
あれは、まだ暑い日が続いていた10月のこと。10歳(小4)の息子が私に言いました。
「父さんがサンタなんやろ!」
いつかは訪れると思っていたことが、冬の気配すらない10月に突如として訪れました。ウッと一瞬うろたえたものの、どこかで聞いた話をとっさに持ち出しました。
「そうやってサンタさんに疑いの目を向けると、その年からサンタさんは来なくなるって知ってた?」
学校でサンタクロースの存在について話題になってもおかしくない年頃。しつこく聞いてきたので、私もことの真相を話していた気になっていました。
12月9日、サンタはAmazonのサイトを見ていた
そして、今朝の出来事。私は4時に目が覚めたので(昨夜は娘とともに20時すぎに就寝していたから)、ノートパソコンを眺めていました。amazonで息子の希望する「3Dアートペン」をチェックするために。
ちなみに、私はAmazonをよく利用しますが、Yahoo!ショッピングや楽天など通販サイトはたくさんあります。「ツカエル!商品検索」を使えば、商品を一括で検索できます。新品にこだわらない方やできるだけ安く購入したい方には便利なサイトです。
5時すぎに息子が起きてきました。眠い目をこすりながらノートパソコンの画面をのぞき込みます。「3Dアートペン」を見ていたので、ちょうどよいとばかりに
「クリスマスプレゼントの3Dアートペンやけど、どれが欲しいって言ってたっけ?」
まさかの、信じていたパターン・・。その後、よく聞くと50%はまだ信じていたらしい。落ち込む息子に、父さんがソレを知った日の話をしました。
小学2年生の冬
父さんは、もっと小さい時だったのだよ、と。
ソレが発覚した時(告げられた時)のことは覚えている方が多いようですね。それだけ、子どもにとってはショッキングな出来事であると言えます。
私も忘れられません。あれは小学校2年のクリスマス・イブ。父親から、夕食の後、居間のストーブの前で告げられました。その時の光景は今も鮮明に覚えています。
私:「へっ?」
父はそう言うと、私がサンタさんにお願いしていたファミコンのソフト「スパルタンX」を私に手渡しました。
完全に戸惑いながらも、自分の手には欲しかったスパルタンX。その後の記憶はありませんが、きっとその夜は何事もなかったようにスパルタンXをファミコンにセットしていたのでしょう。
蛙の子は蛙
今朝、自分が息子に言ったことは、幼き日に父親から聞かされたソレと同じだと気が付きました。蛙の子は蛙と言いますが、その通りです。父から息子へのあっけない告白。そんな遺伝子が受け継がれいるのでしょうか。
夜になると、息子はすっかり元気を取り戻していて、一安心しました。我が家には、まだ4歳の娘がいますので、しばらくは父とお兄ちゃんのチームプレーでクリスマスを盛り上げる予定です。

谷口 一也

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