めがね
私はメガネをかけています。
メガネ歴は20年。現在かけているのはNOVA 「HAND MADE ITEM」ラウンドタイプです。いつか、ジャン・レノみたいなメガネをかけたいと憧れ続け、1年半前に購入しました。
10月某日、メガネを落としフレームが曲がってしまったので、購入以来お世話になっているメガネ店「Racconto(ラッコント)」さんへ持っていきました。
修理をしていただいている間、セカンドメガネであるフォーナインズ(999.9のNPM-17)をかけて、店内を物色します。メガネを手に取って雑談する時間も楽しいものです。
メガネ好きが体中からもれ出てしまっている木下さんは、どんな初歩的な質問にも詳しく答えてくださいます。こんなふうにメガネ店主と親しくお話することも今までになかったので、すべてが新鮮に聞こえます。
この日も2つ、勉強になりました。
1.顔の骨格によって、テンプルの角度を変える
曲がってしまったフレームも直ったところで、もう一度フィッティングをしてもらいます。
木下さん:「谷口さん、左目のほうが出てるんですね。」
私:「むむ??目が出てる?」
上から見ると、左の眼球ならび左の頬骨が右に比べて前方に出ているとのこと。これでは、左眼だけレンズとの距離が近くなるので、左右差が出て見えずらいらしいのです。(専門的には「頂間距離」と言うらしい)そこで、テンプルの角度を変えて目と頬の距離を合わせるそうです。
調整後のメガネを上から撮影しました。これでは、何がどう違うのかわからないかもしれません。ツルの部分を伸ばすとコの字になりますが、実は微妙に角度を調整されています。
この角度をつけることで、左目だけレンズとの距離を少し開けることができるそうです。目とレンズの距離に左右差があると指摘を受けたことも、このような調整をしていただいたことも初めてのことでした。
2.メガネのたたみ方
もう一つ、初歩的なことを教えていただきました。メガネを外してたたむ行為、メガネをかける者なら毎日行っていることです。しかし、このたたみ方を誤ればメガネにダメージを与えることになります。
メガネをかけている方、ここからは一緒に普段行っているメガネのたたみ方を実践しながらお読みください。
普通ですな。
そう思ったあなた、アウトー!
テンプルだけを持った状態で折り曲げると蝶番への負担が加わり、歪みやすくなるそうです。私は今までバッチリこの誤った方法を行っていました。
こちらが正しいたたみ方です。
1.片手でレンズ周りのフチ(リム)をしっかりとつかみ固定させます
片方の手でしっかりとレンズ周りを持つことで蝶番に負担をかけることなくたたむことができます。これは意外に知らない人もいるのではないでしょうか。ぜひ、メガネユーザーは覚えておいてください。
やたら多いぞ、「TURNING」
調整をしてもらっている間に、店内のメガネを試しにかけていると、あることに気が付きました。Raccontoさんでは、数種類のブランドのメガネを取り扱っているようですが、「TURNING」というブランドのメガネが他よりもちょっと多いようです。
この物語は、ここからが本番。
メガネは遠くをはっきり見るための道具、ついでにちょっとカッコよければいいや、と思っていた私は、店主から「TURNING」の話を聞くことで、メガネ愛に目覚めます。
つづく。
→谷口が「谷口眼鏡」に出会った話 ~Racconto編(2)~

谷口 一也

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